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狂犬病予防注射について

毎年4月1日~6月30日は狂犬病予防注射月間です。

 

 

日本では昭和33年以降、人にも犬にも発生していませんが

決して今後も日本で発生しないとは言い切れません!

 

現在も世界では年間約6万人が狂犬病で死亡しており

そのうち約3万人がアジアで死亡しています。

人への狂犬病感染の99%は犬からの感染で、発症するとほぼ100%死亡します。

 

 

 

もし日本に狂犬病が入ってきてしまったら・・・

世界保健機構(WHO)は

「狂犬病の流行阻止にはワクチン注射率70%以上必要」としています。

 

現在、日本での狂犬病予防注射接種率は71.4%(平成29年度)

ただしこの数字は犬の登録頭数に対しての注射率です。

 

実際には登録をしていない犬が多数いると考えられており、

犬の推定飼育頭数から算出された実際の注射率は50%程度と推測されます。

 

したがって、今日本に狂犬病が入ってきてしまったら…

と考えると、ゾッとしてしまいます。

 

 

日本では動物検疫が行われていますが、

検疫対象外の動物や、貨物への動物の潜入、不正輸入による持ち込みなどからの危険性が指摘されています。

2018年の貨物から"ヒアリ"が拡散されたニュースなどからもわかるように

狂犬病に対しても、決して日本は絶対安心とは言い切れません。

 

 

 

犬を飼っている方には3つの義務があります(狂犬病予防法)

  1. 飼い犬を登録すること
  2. 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
  3. 飼い犬に「鑑札」と「注射済票」をつけること

 

皆さん、忘れずに狂犬病予防注射を受けましょう!!